お客様が来ると、必ずその方が好きな香りを選別して、その方だけのオリジナルブレンドを作ります。

香水作りや保健室でも、この手順は同様です。

「すごく良い香りでした」

「すごく癒される香りでした」

「すごく好きな香りでした」

という感想をよくいただきますが、ご自身が選んだ香りですから当然なのです。

私がときどき、この香りはこのお客様にすごく馴染んでるな~と思うのは、その方が自分に必要とする香りを選べたときなのかな?と思っています。

精油の香りだけでは、私はその方に必要な香りかどうか、馴染んでいるかはわかりません。

ただ、施術をする際、選んだブレンドアロマオイルをお客様の体にのせたときの、体温と体臭(気付かないレベルの)が相まって、素晴らしいハーモニーを奏でるときがあります。

これは私の主観ですが、そういうとき、この香りはこの方にベストマッチだったと思うのです。

おそらく市販の香水では出ない香りです。

逆に、香りがあまりよく感じられなかったという方がいらしたら、それはその方が自分のことをよくわかっていないのです。

自分の好きなものがわかる、自分が好きなものを選べる、というのは、自分の内面と折り合いをつけていないとできない作業です。

香りを選ぶ、というたったそれだけの行為ですら、自分の内面を問われます。

自分が欲しているもの。

自分はどうしたいのか、何を求めているのか。

いつも心の真ん中において、考えてみてくださいね。

自分にぴったりの香りが選べたら、それは自分を助けてくれます。