隣の芝は青く見えるのと一緒で、他人の良いところを見た時に、なぜかそれと自分を比べて、できない自分を卑下してしまうことってありますよね。
最近のポジティブマインド的には、
「他人と自分を比べない」みたいなことが王道かと思います。
でもね、自分の特徴を知るとき、誰かと比べないと人との違いを知ることは難しいのです。
人と比べることが悪いのではなく、
人と比べて、これは良いとか、あれは悪いとか、判断する意識がよくないのだと思います。
もし、この世に自分一人しかいなかったら、自分の良さなんてちっともわからないと思いませんか?
比べる対象があるからこそ、わかることがあります。
何が良いか、悪いか、というのは主観的な問題で、
例えば、晴れた日は良いか悪いか、というのも人によっても、状況によっても違いますよね。
人から褒められるようなことでも、本人はコンプレックスに感じている場合もあります。
物事は、良いとか悪いとかではありません。
勝手に自分がそう思っているだけです。
あるのは、現象としての事実のみ。
物事を捉えるときに、良いか悪いかではなく、特徴を見極めるという視点で考えられると、気持ちが楽になります。
特徴を知るという観点で人と比べてみると、自分のことがもっとわかっていきます。