今日の気付きは、分かち合いについて。

秘教でも、まず「分かち合い」が大事だと、随所に盛り込まれています。

富の分配。お金の分配。多く持ってる人が、みんなに配ればいい。

でもね、持ってる人というのは「所有欲」「執着」が生まれるので、なかなか配ろうとしません。

それで、ただ単に「お金を配る」だと短絡的で誰でもわかる話ですが、今日聞いた、友人の話に感心しました。

それは、「仕事を適正価格で請け負うことも、お金の分配だよ」ということ。

安い賃金で下請けの仕事を引き受けると、働いている人たちも楽しくないんですね。安いからいっぱい働かないといけなくなる。

上司はもっと働けもっと働けと煽り、部下は、急かされて仕事が適当になる。

そうすると、なんだこの雑な出来上がりは!と怒ってやり直しになる。

働いても働いても進まない。みんなが苦しいし、職場の空気も悪い。

だけど、「適正価格で働けば、余裕を持って誠実な仕事ができるでしょ?」と。

自分が適正価格で働くことは、同業の賃金の低下を防ぐことにもなる。

そして、「うちは少し値段が高いけど、その分、納期内で最高の仕上がりにしますよ!」というのがうちのウリだよ。と言ってました。

真面目で誠実に仕事をする、それを評価してもらえることで、さらにいい仕事がたくさん来る。

言葉にすると単純なことかもしれませんが、これはプロ意識のなせる技ですね。

正しい分配の環境をみんなで作っていくことも、分かち合いなのだな~と。