5月3日の憲法記念日に、「平和の創造における日本の役割~憲法9条の成立において幣原喜重郎氏の果たした役割」という講座に参加しました。
私は最近でこそ社会に目を向けるようになったけど、それまではほとんど興味がなくて、特に憲法なんて気にかけていませんでした。
だから、「憲法9条はGHQによって押し付けられたもの」という説を、私も漠然とまあそうなんだろうなと思っていました。
ところがそうではないというのがこの講座の趣旨でした。
私は、これも「1つの説」として受け止めました。
歴史に限らず、真実は本当にわからないものだと、コロナ以降特に思うようになりました。
色んな説を知っていると、ある時、点と点がつながり、そこから真実が浮かび上がってくる場合があります。
やみくもに色んな情報を集める気はありませんが、私には愛のない言葉は届かないことになっているので、耳に入ってくる情報は一旦受け止めます。
今回の講座に参加させていただいて思ったのは、やはり物事の背景に思いをめぐらすという大切さでした。
見えている事実だけでは、真実は見えてこないのです。
全体を構成する要素は、見えるものと見えないモノでできていて、見えない背後にあるものをいかに見るか、知るか、ということが重要だと思っています。
そして一番同感し、素晴らしかったのが、講座終了後のまとめでした。
それは「どんな未来を創っていきたいか」という部分です。
私はサロンで、一番大切なのは、「どういう未来を創造していくか」だと伝えています。
施術を受けて楽になって良かった、
香りを選んで癒された、
悩みを聞いてもらってすっきりした、
それだけでも十分ですが、大切なのは、その先にあるものなのです。
今こういう状況だとわかったけど、「この先どうしていきたいのか」、というところです。
いつもそう。
なんだってそう。
各自が未来を創っていて、関係のない人なんていないのです。
根本先生の講座はいつも愛です。最後のまとめの素晴らしさは、未来を2択にすることで簡単にイメージを形にして見せてくれたことでした。
ああ、こっちを選べばいいんだなって。
こういう世界を創っていけばいいんだなって。
誰もが想像しやすい状況を見せてくれました。
「あなたがこの世で見たいと願う変化に、あなた自身がなりなさい」
というガンジーの言葉は、まさしく私が心がけていることです。
以前、未来が不安で仕方がないというお客様が、
「明るい未来を誰も見せてくれない」
というようなことをおっしゃっておられました。
明るい未来は、誰かが創ってくれるものでも、見せてくれるものでもなくて、みんなで創っていくものなのだと私は思っています。
その方に、「じゃあ、あなたはどういう未来がいいの?」と尋ねても、わからないと答えてましたけど、
ただ単に「どういう未来を創造していくか」が大切だと伝えるよりも、「自分がどうなりたいか」という、まずは自分ごととして考えていただくところから始めていますが、根本先生のように、愛の世界を見せることでイメージがつかみやすくなるのだなと勉強になりました。
W.W.J.DをW.W.L.Dで表現されましたが、これもまさしく私が日常の中で指針にしているものでした。
私自身の中にも、長らく「それは愛か」と問うている問題があって、答えはたぶん否なのですが、保留にしていることがあります。
それは私にとっての真実が見えないからです。
答えはたぶん否だとわかっていてもそのように行動できないとき、そこにあるのはきっと怖れでしょう。
それでも、わからないことに決断をしない。慌てない。
わかるときまで、わからないまま持っておく。これもある意味忍耐でしょうか。
それが意味のある忍耐なのかはわからないし、怖れを捨てれば必要のない忍耐なのかもしれない。
怖れを捨てること、それは愛ですね。
5月3日の講座は無料で公開しているので、ぜひ見てみてください。
5月31日にも同じ内容の講座が開催されます。