アロマを学び始めてから、多くの変遷がありました。

最初は、香りに対する癒しを求めたことがきっかけでしたが、アロマテラピーインストラクターとアロマセラピストのスクールで学ぶ中で、講師の先生が独自で研究されていたアロマの心理に気持ちが動き、やっぱり肉体よりも心理だなと思い始め、その後、ハーブの方が便利だし使いやすい気がしてきて、だけどやっぱりアロマが心に与える影響は素晴らしい!と思うようになったりと。

今は、アロマは心理から肉体、ハーブは肉体から心理という自分の中の区分けができてきました。

その後も、肉体に関しては、アロマトリートメントのボディ以外の部位、フェイシャル、リフレクソロジー、ヘッドマッサージ、ホットストーンが私にとっては必要だと考え、それぞれを個別に学びました。

私のやりたいことはここでひと段落し、これらを自分なりに統合していくことがテーマになるのですが、私は専門家かジェネラリストかというと、後者の気質が強いタイプです。

どれか一つのことについて極めることよりも、総合的な捉え方や全体のバランスに意識が向きやすく、今は、意識とかエネルギー的な部分に全体性が拡大しています。

ただ、今でも核になっているのはアロマトリートメントで、これを行う重要性は変わらないのですが、自分にとっての意味というか位置づけはだいぶ変わりました。

全体を通してのセラピーとしては、肉体(アロマトリートメント)よりも心理的なことや潜在意識的な部分にアプローチすることが重要で、アロマトリートメントはそれらをよりよく行うための前座の意味が強くなっています。

でもふと、肉体にアプローチすることの素晴らしさを思い出しました。

そもそも私が行っているのは体を構造的に捉えてゆがみを調整するバランシングトリートメントで、全身をゆるめるのでハリやコリも楽になるし、全身の循環が促されリンパや血液の流れもよくなるし、むだな力が抜けてこころとからだがほどける感じ。

それだけでもすごいと思うんだけど、精油とマッサージオイルを身体に塗布することにより、身体にしみこんだオイルが毒素を排出してくれること、それがホットストーンであたため活発になることでデトックス効果も高まります。

こういう効能は自分にとっては当たり前で、でも改めて思い返してみると素晴らしいなと。

施術終了後、すっきりしました!という方が多いのと、すごくソフトタッチなのに全然物足りなくなかったし、すごく気持ち良かった!とか、すごく温まりました!というご意見が多いです。

お客様が満足されたという事実に私自身が満足するので、細かい感想についてはあまり意識が向かないのですが、それら一つ一つの言葉を思い返し、私の中で受け取って味わってみたら、また新たな気付きが得られたのでした。

次からはあれも試そう!と思うことがまた増えたのと、自分の良さを再確認できて、嬉しい朝です。