先日財布をなくしました。
ほとんどの身分証明書がごっそり入ったやつ。
大事に大事に取っておいたギフトカードが入ったやつ。
毎日節約して残していた、生活費と小遣いが入ったやつ。
つまり、とーっても大事なものです。
きっとあのお店に落としたのだろうとたかをくくっていた場所になくて、
慌てて警察に遺失物届を出しに行きました。
窓口で最初に対応してくださった若い男性署員さんが、
「何を落としたんですか?」というセリフのわりには、元捜一かと思うような鋭い眼光。
(小説の読みすぎです)
なぜか取り調べを受けているような気持ちになる
おそるおそる「お、お財布を・・・」と言うと、届け出の用紙を出してくれました。
記入後は別の若い男性署員さんが対応くださったのですが、
こちらも「では、こちらで受理しました」と控えを出すだけ。
私「あの、免許証も入ってたんですけど、なくした場合はどうしたらよいですか?」
警察「あっ、え~と、再発行してください」
私「ここでできるの?」
警察「いや、、、」
そこでベテラン女性署員さんが用紙をぴらりと出して登場。
「運転免許試験場です。ここにすべて書いてあります」
こういうこと言うとあれだけど、
別に公務員さんにホスピタリティとか求めてはいません。
それでも、大切なものが全部入ったお財布と当面の現金。
一気になくして、さすがにショックで意気消沈ですよ。
こういうときに、あ、寄り添う力って、こういうときだなと思いました。
警察の方の対応は問題ないし、必要な手続きをきちんとしてくれたんですけどね。
だけど、こういうショックなときに、一言でも相手の気持ちを慮る言葉があったら嬉しかったな。
免許証なくしたのがわかってるんだから、ついでに説明を加える配慮とか。
ショックが大きくて、やらなきゃいけない手続きに頭が回らないんですよね。
これを自分に置き換えて、セラピストとして寄り添う場面を思い描きました。
正しいこと、事実をそのまま伝えるだけではなく、
そこに相手への配慮やアドバイスを加えること。
そういうの忘れないようにしよう。
ちなみに、お財布はあたりをつけていたお店で無事見つかりました!
お店の方も私に届けるために色々力を尽くしてくださって、
お力を貸してくださった皆様、本当にありがとうございました。
戻ってきた現金は寄付しようと思います!(全額じゃないけど)