「ヨガ」に対する日本での一般的な認識は、
身体を柔軟に保つための体操、だと思うのですが、

インドでは本来、意識の集中~瞑想を主体とした
ラージャ・ヨーガこそが、ヨーガの王道と言われています。

さらに言えば、ヨーガの本質とは、霊的進化のための指南です。

日本で主に行われている体操のヨガは、
ヨーガのほんの一部にすぎません。

ヨーガには、「ヨーガ・スートラ」と呼ばれる規定集のようなものがあり、
195の厳選された短い言葉(=詩=スートラ)によって表現されています。

そのため、色んな人がスートラの解説本を出しているのですが
これが人によって解釈が違うのです。

まあ考えてみれば、
同じ情報を手に入れたとしても
人によって解釈も活用の仕方も様々ですよね。

例えば、トリカブトは有名な劇薬ですが、薬にもなります。
それはトリカブトの本質の問題ではなく、
手にした人間次第でいかようにもなるということです。

ヨーガ・スートラというのはサンスクリット語で書かれていて、
翻訳されたところで、発音のわからないカタカナで表されます。

それがまったく頭に入ってこなくて意味不明なのですが、
それでもなぜか面白くてワクワクします。

そして、何名かの方の本を読み比べると
全然違うことを述べているんですよね。
え、そこまで違う?ってぐらい。

ヨーガ・スートラは、ヨガをやってる人が読むものではなく
一般的に心の解説や、生き方の教科書なのだと思います。

お時間のある方は本当にオススメ。

『インテグラル・ヨーガ』
スワミ・サッチダーナンダ著
例えがわかりやすくて読んでて面白い。

『魂の光』
アリス・ベイリー著
難しいけど本質的で面白い。ある程度秘教の知識がないと解読できない。

『図説ヨーガ・スートラ』
伊藤武著
図入りでわかりやすい。

『やさしく学ぶYOGA哲学 ヨーガスートラ』
向井田みお著
初めての人にはやさしくて理解しやすい。