わたしがセラピストになったのは、
好きなことを仕事にして生きて行こうと思ったからです。
37歳のとき離婚をきっかけに、興味のあったアロマの世界で生きて行こうと決めました。
ずっと昔、高校生のころはパティシエになりたくて、専門学校へ行き卒業後3年ぐらいパティシエの仕事をしていました。
その時も好きな仕事をしたいという理由でなったのに、実際働いて
でも、お店で雇っていただいている以上、お店の方針があります。
私の作りたいお菓子と、お店のお菓子は別の方向のものでした。
では、わたしがやりたいことができるお店を探したかというと、それもしませんでした。
なぜかというと、そのころにはもう情熱が薄れていたからです。
朝7時~夜10~12時ごろまで働き、休みは週1日。
残業代とかほとんど出なかったような。。。
仕事から帰って、ご飯を詰め込みお風呂に入って寝る。
朝は眠気が冷めないまま、支度をして会社に行く。
その繰り返しでどんどん疲弊していき、ある朝、もう会社に行きたくないといって泣いたことを覚えています。
二十歳を過ぎた大人なのに、会社に行きたくないって泣くなんて恥ずかしいと思っていました。
でも、もう心と身体は限界で、それがきっかけでパティシエの仕事はやめてしまいました。
心身疲れ果て、後から考えればうつっぽかったのかなと思いますが、そのころはそんなこともわかりませんでした。
その時の経験で、わたしは好きなことを仕事にするのは向いていないと思い込んでいたのです。
(今、これを書きながら、そうじゃなかったと気付きました!)
私のやりたいことができない、ということが原因だと思っていたし、実際そのことに関して悩んでいた記憶があります。
わたしは職人肌ではないとか、好きなことを仕事にするのは向いていないという結論付けをしていましたが、ただ単に心身の不調が原因だったのかもしれません。
思い返してみればいつも胃が痛くて、でも検査をしても何ともないし、しかも今では考えられない程生理痛もひどくて、よく仕事中うずくまっていました。
(なんか、色々思い出せて良かったな。)
話は戻りますがそんな経緯から、
私は好きなことを仕事にするのは向いていないと思い込んでいましたが、それでもやっぱり好きなことを仕事にして生きていきたいなと思ったのが37歳の時です。
その時の仕事(経理)は今でも続いていますが、嫌いじゃありません。
得意だし、向いていると思うし、大好きです。
でも、「残りの人生を何で満たしていくか」と考えた時に選ぶほどの情熱はありません。
例えば、残りの人生、なんでも好きなことをしていいよって言われたら、あなたは何をしますか?
そう考えたとき、私はアロマセラピストをしてみたいと思ったんですよね。
パティシエの道を選んだとき、実はもう一つ候補があって、それはマッサージ師でした。
潜在的にはこういうことをやりたかったのかもしれません。
パティシエをやめてからは色んな職業を経験しましたが、
接客業や受付、営業事務や経理、債権管理や与信の仕事など、
なんだかんだセラピストとして独立するには血肉になるものばかりです。
パティシエの技術は生かせないと思うかもしれませんが、
実はフェイシャルのパックをするときの刷毛使いが抜群です!笑
刷毛使いのためにパティシエの勉強をしたとは思いたくありませんが(笑)、
今後何かに活かせるときが来るかもしれません。
ちなみに自慢ですが、ゴムベラ使いもプロ級です!
人前でゴムベラを使うとだいたい「何者?」と聞かれます。
身体で覚えたものは、何十年経っても忘れないんですね。
で、好きなことを仕事にしたいと思ったのが37歳のときで、
そこからアロマセラピストになるべくたくさん勉強をしました。
勉強は常に継続中で、いつも何かしら学んでいます。
目下努力中ですが、好きなことをやりたいようにやるには自分で経営するのが一番なので、来年、今の仕事をきっぱりやめて独立したいと思っています。
今はOL+週末サロンなので。
40歳も過ぎると、これは将来の夢とかではなく計画して実行するだけです。
事業計画を立て、資金繰りのめどを立て、あとは得意なお金のやりくりです。
果たして好きなことを仕事にしていけるかどうかの瀬戸際ですが、わたしの人生なので思うがまま好きなように生きてみたいと思います。
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