こころとからだのつながりを大事にしたケアやサポートを行うサロンです。

「いい妻」という役割を脱ぎ捨てて、ようやく出会えた「本当のわたし」

かつての私は、「理想の妻」であろうと必死でした。 夫に尽くし、家庭を整え、自分の本音には蓋をして。いつの間にかそれが当たり前になり、夫に自分の正直な気持ちを伝えても受け入れられない現実に、私はいつしか「本音を言うこと」を諦めてしまいました。

「ケンカになるから言わないでおこう」と不満を抱えながら、相手の顔色をうかがう日々。「このままの生活がずっと続くなんて嫌だ」と思いながらも、一人になる怖さから動けずにいました。そんな私に突きつけられた、夫からの「離婚」の言葉。これまでの我慢は何だったのかと、目の前が真っ暗になったのを覚えています。

香りが教えてくれた、置き去りにしていた自分の声

離婚後、それまで興味のあったアロマと心理学の世界へ。 ある日、直感で選んだ精油を読み解いたとき、衝撃が走りました。「本来は自分らしく輝きたいのに、相手に合わせ、我慢し続けている」 そのメッセージは、私自身すら気づかないふりをしていた、心の奥底からの叫びでした。

「私はこれまで、一度も自分自身を見てあげていなかった。相手ばかりを優先して、自分を一番後回しにしていたんだ」自分でも気づけなかった本当の声を、アロマがそっと教えてくれたのです。

「ただ聴いてほしい」という願いと、手が触れるだけで溶け出した涙

人生で一番苦しかったあの頃、私が一番欲しかったのは、解決策でもアドバイスでもありませんでした。

「ただ、この胸のうちを聴いてほしい」

まとまりのない言葉と、脈絡のない話かもしれない。ただ内側からあふれてくる感情を、そのまま誰かに受け止めてほしかったのです。

そんな時受けたハンドトリートメント。セラピストの方に優しく手を触れられた瞬間、堰を切ったように涙があふれ出しました。溜め込んでいた感情が、温もりによってすべて溶け出したような感覚……。

「話すこと」「触れること」「香ること」。 これらはすべて、置き去りにしてしまった「自分自身」と再びつながるための、大切なコミュニケーションなのだと肌で感じた瞬間でした。

「わたしを生きる」場所として

この経験が、今の私の原点です。「恵みの香り」は、かつての私のように、役割という鎧で身動きが取れなくなっている女性のための安らぐ場所でありたいと思っています。

あなたが言葉にならない想いを、香りで癒し、手当てによって慈しむ。

そのプロセスを経て、本来のあなたらしい輝きを取り戻していきましょう。