意識がどこに向いているか。これは、セラピーを行ううえで重要な観点です。

アロマセラピーの良さは、意識段階によらず、好きな香りを選ぶことがその人にとっての答えになることだと思います。

例えその答えが香りという抽象的なものだったとしても、答えや結果が出るのって私にとってはすごいことです。

香りを選んだ後、さらに深く考察したり、問題を解決したりする場合は、クライアントの意識状態は重要なポイントになってきます。

意識段階

・意識が自分の外側に向いている
・意識が自分の内側に向いている
・意識が本来の自己(魂)に向いている

まず意識が外側に向いている人は、周りからの目が気になり素直な自分を表現できないとか、相手に責任を押し付け自分の非を認めないとか、物事の背景などに思いが至らないなど。視野が狭い。

意識が自分の内側に向いている人は、物事の原因を自分の中に探ります。自分の身体の感覚や、自分の感情に気付きます。自分はどうしたいのかを考えます。

意識が本来の自己に向いている人は、本当の自分を探究します。利己的な欲求よりも広い視野で物事を見たり考えたりします。

意識が外に向いているほど視野は狭く、逆に意識がより内側に、自分の魂に向くと視野は拡大していきます。

クライアントの意識状態を見極めることで、「お客様一人一人に合ったセラピーを提供する」というのが充実した内容になっていくのだと思います。

実は、選んだ香りから意識状態を把握することができるので、私にとっては簡単なんですけど、意識の段階について考えが及んだことは素晴らしい気付きでした。自画自賛です。