このタイトルじゃ意味はよくわからないかもしれないけど、今日はすごく実用的な話です。

いきなり話しは変わるけど、以前、声紋分析のワークを拝見したことがあって(その場にいたけど参加はしてない)、声からその人の様々な情報を分析する項目の中に感覚器も入っていたのですが、その結果を見て「なるほど」「納得」とみなさん口々におっしゃってて、それを傍で見ていて、声の分析をしなくてもその人をパッと見ただけでわかるじゃんと思っていました。

他にも胚葉学の分類と共通点が多かったので、講師の先生に声紋分析は胚葉学がベースですか?って聞いたら、違うとおっしゃってたのですが、これもやり方が色々あるだけで根っこはきっと同じ話なんだろうなと思っています。

ところで、その人を見ただけである程度性質がわかるって、すごくないですか?

私は昔この話を聞いたとき、すっごく驚きました。

ええ!そんなことがわかるの!?わたしも知りたい!!と。

なんでもそうですが、ある程度枠組みを知ったところで、実践的にどうやって活かすかは人それぞれで、実際に使っていかないとどういうふうに役立つのかがわからないんですよね。

あれから10年近く、色んな場面で考察するようになって、今でもそれは続いていますが、他の情報(トリグナや三様相)も加わって更に奥深くなってきました。

前置きが長くなりましたが、本題に入っていきます。

優位な感覚器

  • 繊細タイプ・・・目
  • アクティブタイプ・・・耳
  • おおらかタイプ・・・肌

これの活用の仕方ですが、先日お客様に説明したときすごく納得してくれた話題がありました。

例えば、人に何かを説明するとき、相手の得意な感覚器に合わせると、理解が得られやすいです。

相手への伝え方(感覚器)

  • 繊細タイプ(細身)の方には、資料や画像を用意して目で見てもらう。
  • アクティブタイプ(筋肉質)の方には、理論的な説明を声で伝える。
  • おおらかタイプ(ふくよか)の方には、優しい雰囲気で伝える。

これに加えて、スピード感も違います。

スピード感

  • 繊細タイプ(細身):慎重
  • アクティブタイプ(筋肉質):速い
  • おおらかタイプ(ふくよか):ゆっくり

相手とやり取りする際「スピード感の違い」がわかっていないと、特にアクティブタイプの方は、他のタイプの方たちにイライラします。

例えば会社などで、経理は繊細タイプが多く、営業はアクティブタイプ、おおらかタイプは接客系など、それぞれ得意な分野があります。

数字の細かいところは、物事を深く突き詰めるのが苦手なおおらかタイプには向きませんし、あまり人と目を合わせたがらない繊細タイプは営業には向きにくいかもしれません。

会社で、営業担当者が経理担当者に、急ぎで見積書を作ってほしいときとかは、繊細タイプの経理なら、間違いがないよう細かくチェックしたり、慌てて間違えることを避けますので、1分1秒でも早くしてほしいアクティブタイプの営業にはスピードが遅く感じます。

また、アクティブタイプの営業は、業務的(気質的)にスピード命なのと、聴覚が優位なので、すぐに経理に電話(内線)をかけます。

ところが、繊細タイプの経理は視覚が優位なので、耳で聞くよりも、確実な情報をメールで送っていただきたいのです。(目で確認したい)

なんですぐやってくれないのかな?と思うとき、相手のタイプを理解していれば、お互いの性質を思いやれると思うんですよね。

私は繊細タイプの傾向が強いので、一気に口で説明されるのが苦手です。 耳で聞いたことをイメージするのは時間がかかりますが、文字や図で見た方がすぐ理解できます。本を読むときも同じで、音読するより黙読の方が頭に入ります。(私は)

何度も言いますが、これはおおまかな傾向です。

これらを参考に、自分はどのような傾向があるか、また周囲の方はどうかを考え、コミュニケーションにお役立ていただければと思います。