アロマの勉強を始めたころ、通っていたスクールでは、インストラクター向けの精油の概論やセラピスト向けの解剖生理学などの座学に加え、セラピストの施術の実技を同時進行で学んでいました。

セラピストの実技クラスは、2回目の講座から裸の付き合いが始まったことですぐに打ち解けて仲良くなったのですが、それに比べてインストラクタークラスの座学で一緒だった方たちとは、そこまで距離が縮まなかったことを思い出します。

約半年のスクールを卒業した後、アロマセラピストは30症例のカルテを提出し、OKが出てやっと資格が取得できる仕組みだったので、卒業後はまず症例を取って、それが終わったら次はリフレクソロジーを学びたいと思っていました。

ところが、約半年のスクール生活は、月に約2回、練習会なども含めると月3回は施術をし合っていたため、卒業してほっとしたのもつかの間、ある時ふと気持ちが満たされていない自分に気が付きました。

なんだかやる気が起きなくて、ぼーっとしてしまうというか、症例を意欲的に終わらせたい気持ちはあるのに、実際にはやる気が出なくてモヤモヤする日々。

卒業した翌月、セラピストのお友達に会ったときにその話をしたら、私も似た感じなのよと。

それはきっと、半年間ずっと肌を触れ合っていた環境から、急に誰とも触れ合わなくなったことによる喪失感ではないかということに結論づけました。

まあ実際仲が良くて話もたくさんしたし、その上触れ合っていた半年間。

心を打ち明けることと触れ合うことが当たり前で、その間どれだけ満たされていたのかを実感しました。

それで、人との触れ合いが足りないことで気持ちが満たされないとわかったからには、すぐにリフレクソロジーのクラスを申し込み、そこから半年間、また触れ合う時間を確保したのでした。

だからね、セラピーを受けてたっぷり人に触れてもらうことって、とっても満たされることなんですよ。

その後、人との触れ合いで発生するオキシトシンというホルモン物質などのエビデンスが盛り上がりを見せたこともあり、触れ合うことの大切さは科学的にも証明されたわけですけど。

本当にあのときは、触り合うのが足の裏でも満たされました(笑)

エネルギー的には、足の裏だけでも効果は十分ありますからね。色んな意味で。

みなさんも、日常生活でご家族と触れ合ってみてくださいね。
人と触れ合ったり話し合ったりすると免疫力が上がります。

そうそうそれと、だからうちのサロンでは、施術とアロマとカウンセリングの3本柱なのです。

アロマとカウンセリングだけより、施術が入るかどうかは大きな違いがあります。