思い違いに気付いた話
生きてきた環境や考え方のくせによって、
思い込みってみんなあると思うんです。
初めて聞いたこと、学んだことなどは
まあだいたいそのまま受け入れますので
それらが前提となり、
それの整合性について問う視点が格段に減ると感じています。
整合性といっても幅広く、真実、正しいこと、本当のこと、というのも、
実は人によって違います。
同じ出来事を体験しても、それのどこに注目するかで感じ方は全く違うからです。
私は、先日1つの誤りに気づきました。
当サロンで行っている施術は、
「無駄な力を抜いた高密着感による質の高いタッチによる、優しく効果的な筋膜リリース」
なので、自分の中心(軸)を本来ある中央によせることで、重心やゆがみなどが整うという技術です。
これらは、セラピストが行う施術により、クライアントの体(筋・筋膜)に働きかけることで
結果が出るものだと思っていました。
ところが、別の視点から考えてみると
クライアントによる自分自身の気付きから、変容がおこり、自然と調和・統合されていくという
この自然の流れ(自然治癒力)に当てはめた時、
私が行う施術によって体が変わるのではなく、
私が行う施術によって、クライアント自身に気付きがおこり、クライアント自身が変化し、調和・統合されていく
ということなのだと気づきました。
癒しというのは、本来自己の中で起こることと考えていたにもかかわらず
こういう当たり前のことに、なぜ今まで気づかずにいたのか不思議です。
意識的にクライアントに変化を起こそうとは思っていませんでしたが、
前提部分では、私の施術がクライアントに変化をもたらしたような気になっていました。
セラピストは、クライアントの気づきを促し、
成長をサポートすることが重要な役割だと思っていて
変化や調和・統合は、クライアント自身が自然に行うことです。
あまり意識していなかった前提部分が、今の自分の想いと違うことに気付いて良かった。
ここ1年ぐらいで学んだことが、うまく統合されて自分が成長したのかもしれないと、今気づきました。
色んな視点に気付けるセラピストでありたいな。
他にもまだまだ思い違いや思い込みがありそうなので
自分にプラスになるように、気づいたことから脳を書き換えていきます!